【症例】20代男性 右膝の強い痛み・腫れ|前十字靱帯損傷と骨挫傷

神戸市灘区 なわ整骨院|サッカーのケガ
【症例】20代男性 右膝の強い痛み・腫れ|前十字靱帯損傷と骨挫傷
サッカー中に膝を捻り、翌日も歩くことが困難だった症例です。初回の状態確認から整形外科への紹介、手術後のリハビリ、術後約5か月で練習に部分合流するまでの経過を紹介します。
- 強い腫れ・荷重困難から精密検査を案内
- MRIで前十字靱帯の一部断裂と骨挫傷を確認
- 術後約5か月で練習に部分合流し、復帰を支援中

症例概要
- 患者・競技
- 20代男性/サッカー
- 主な症状
- 右膝の強い痛み・腫れ、独歩困難、体重をかけられない状態
- 受傷状況
- サッカー中のスライディングで右膝を捻って受傷
- 来院まで
- 受傷当日に近隣医療機関を受診し、翌日になわ整骨院へ来院
- 医療機関の診断
- 右前十字靱帯損傷(一部断裂)、右大腿骨遠位端外側骨挫傷
- 主な対応
- 患部保護・固定、紹介状作成、医療機関での精密検査と手術、術後リハビリ
- 本人の目標
- サッカーへの競技復帰
- 現在の段階
- 術後約5か月でサッカーの練習に部分合流。段階的なリハビリを継続中
前十字靱帯(ACL)は、膝の前後方向や捻れの安定に関わる靱帯です。骨挫傷は骨の内部に生じる損傷で、本症例では太ももの骨の膝に近い外側部分に確認されました。
来院までの経緯
受傷当日に近隣医療機関を受診し、レントゲン検査では骨折は認められず、右膝内側側副靱帯Ⅱ度損傷と説明を受けていました。
その後も強い痛みが続き、自分で歩くことが困難だったため、詳しい状態確認を希望して翌日になわ整骨院へ来院されました。サッカーへの復帰を希望されていました。
初回来院時の状態
強い痛みと関節内の腫れ
安静時・動作時ともに強い痛みがあり、右膝に著明な関節内腫脹を認めました。膝周辺を押した際にも痛みがみられました。
膝の屈曲は15°
可動域は伸展0°・屈曲15°。膝を伸ばす位置には届くものの、腫れと痛みでほとんど曲げられない状態でした。
自分で歩くことが困難
右脚へ体重をかけられず、立ち上がり、歩行、階段昇降などに支障がありました。サッカーへの参加も困難でした。
徒手検査の判定は不明瞭
前十字靱帯を確認するLachman test(ラックマンテスト)は、強い痛みと腫れにより判定が不明瞭でした。


当院で確認したことと、紹介の判断
単独の徒手検査で判断せず、受傷状況・腫れ・可動域・荷重の状態を合わせて確認しました。
- 問診:膝の捻り方、痛みや腫れの経過、先に受けた診察内容、競技復帰の希望
- 視診・触診:膝の腫れ、熱感、圧痛、健側との違い
- 動きの確認:膝伸展0°・屈曲15°、歩行・荷重の困難
- 筋力:強い抵抗を加えず、大腿四頭筋の収縮を無理のない範囲で確認
独歩も難しい急性期のため、ジャンプや切り返しなどの競技動作評価は行いませんでした。エコー画像観察も実施していません。
前十字靱帯損傷を含む関節内損傷の可能性を考え、患部を保護し、紹介状を作成して整形外科での精密検査を案内しました。診断は医療機関で行われています。
初期対応から、手術後のリハビリへ
初期は患部の保護と固定、医療機関での精密検査を優先しました。その後、医療機関で右前十字靱帯損傷に対する手術が行われました。
術後は主治医の指示と荷重・可動域の制限を守り、膝の反応を確認しながら段階的に進めました。
曲げ伸ばしと歩行の土台
膝伸展の確保と屈曲可動域の回復を目指し、可動域運動、大腿四頭筋の収縮練習を実施。手技・ストレッチは手術部に過度な負担をかけない範囲で行いました。
症状に応じて、マイクロカレント・超音波を補助的に併用しました。
下肢筋力と片脚の安定性
太もも、お尻、ふくらはぎ、股関節周囲の筋力を段階的に強化。両脚支持から片脚支持、リーチ動作などへ進めました。
走る・跳ぶ・止まる
歩行からジョギング、ランニング、加速・減速へ進行。両脚・片脚でのジャンプや着地では、膝だけでなく体幹と股関節の使い方も確認しました。
サッカーの動きとセルフケア
術後約5か月でサッカー練習に部分合流しています。主治医の許可範囲に応じて参加内容と負荷を調整します。自宅での可動域運動・筋力練習と、運動後や翌日の痛み・腫れの確認方法を指導しました。
経過|身体の反応を確認しながら進行
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受傷当日|近隣医療機関を受診
スライディングで右膝を捻って受傷。レントゲン検査で骨折は認められず、内側側副靱帯Ⅱ度損傷と説明を受けました。
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翌日|当院で確認し、精密検査を依頼
強い腫れ、独歩・荷重困難、屈曲15°を確認。関節内損傷の可能性を考え、紹介状を作成しました。
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紹介先受診|MRIと関節穿刺
前十字靱帯の一部断裂と骨挫傷を確認。血性関節液約35mLが確認され、完全免荷と専門医療機関での対応につながりました。
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手術後の初期|膝の保護と基礎回復
主治医の指示範囲で腫れ、熱感、創部、可動域、大腿四頭筋の収縮を確認。無理のない運動から開始しました。
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筋力・歩行の回復段階
スクワット、ステップ、カーフレイズなどから、片脚支持やバランス課題へ進行。主治医の許可範囲でジョギングへ移行しました。
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現在|術後約5か月で練習に部分合流
サッカーの練習に部分合流しています。競技復帰に向けて、参加内容・運動負荷と膝の反応を確認しながら、段階的なリハビリを継続しています。
各段階は本症例の経過です。同じ順番や運動内容をすべての方に当てはめるものではありません。
現在の状態|術後約5か月で練習に部分合流
初回来院時の強い痛みと歩行困難に対し、医療機関での診断・手術、その後の段階的なリハビリを経て、現在は術後約5か月でサッカーの練習に部分合流しています。
現在は練習への部分参加の段階です。完全な競技復帰に向けて、可動域、筋力、左右差、片脚支持、走行、ジャンプ・着地、減速・切り返し、ボール動作などを主治医の許可範囲で段階的に確認し、練習後と翌日の膝の反応も見ながら進めます。
競技復帰は「痛みがない」「走れる」という一点では判断しません。主治医の許可、組織の回復期間、競技に必要な機能を踏まえて検討します。
院長・名和大地からの解説とプロフィール

強い腫れと歩行困難を、精密検査につなぐ
本症例では徒手検査の判定が不明瞭でしたが、著しい腫れと屈曲制限、荷重困難を重視しました。無理に検査や運動を続けず、医療機関での確認につなげることが大切でした。
サッカー復帰を目指す際は、曲げ伸ばしや筋力の回復に加え、止まる、片脚で着地する、切り返すといった競技動作まで確認します。医師の診断・手術内容・荷重制限・可動域制限を優先し、その範囲内で支援します。
院長の名和大地は、上記4資格を保有。レイラック滋賀、おこしやす京都AC、INAC神戸、京都大学体育会ラグビー部、甲南大学体育会サッカー部、その他のスポーツ現場で経験を積み、大手整骨院で院長を務めた後、独立してなわ整骨院を開院しました。
スポーツ現場での経験を生かし、痛みのある膝だけでなく、下肢の左右差、バランス、体幹・股関節の使い方まで確認する方針で対応しています。
同じような膝の症状でお困りの方へ
「膝を捻ってから腫れが続く」「診断後の運動再開が不安」「手術後、サッカーに戻るための動きを相談したい」など、現在の段階に合わせてご相談ください。
強い痛み・腫れ、体重をかけられない状態、変形、しびれ、筋力低下、発熱や症状の悪化がある場合は、LINEの返信を待たず医療機関の受診を優先してください。
よくあるご質問
レントゲンで骨折がなくても、靱帯を傷めている場合はありますか?
あります。レントゲンでは靱帯そのものを十分に確認できません。強い腫れや歩行困難が続く場合は整形外科で再評価を受け、医師の判断でMRIなどの検査を行います。
この症例では、なぜ整形外科への紹介を優先したのですか?
右膝の強い腫れ、独歩・荷重の困難、屈曲15°という著しい可動域制限があり、徒手検査も判定が不明瞭だったためです。前十字靱帯損傷を含む関節内損傷の可能性を考え、精密検査を依頼しました。
手術後のリハビリは相談できますか?
主治医の診断、手術内容、荷重・可動域制限を確認し、その指示の範囲内で対応を相談できます。診療情報や術後の指示書がある場合はお持ちください。
痛みがなくなればサッカーに復帰できますか?
痛みの有無だけでは判断できません。主治医の許可と組織の回復期間を踏まえ、可動域、筋力、左右差、走行、ジャンプ、着地、減速、切り返し、練習後や翌日の反応を確認します。復帰時期には個人差があります。
一般的な医学情報の参考:AAOS(米国整形外科学会)ACL損傷の解説。本症例の記載は当院の提供記録・紹介状・返書に基づきます。
本ページは、なわ整骨院で対応した一症例をご紹介するものです。症状、施術内容、通院期間、経過には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。強い痛みや腫れ、変形、しびれ、発熱、体重をかけられない状態などがある場合は、医療機関の受診を優先してください。
膝のケガ・術後の運動再開をご相談ください
神戸市灘区・王子公園エリアのなわ整骨院では、医療機関の診断と指示を確認しながら、日常生活や競技復帰に向けた対応を相談できます。LINEでは受傷時期、診断名、困っている動作をお知らせください。
なわ整骨院|予約優先制
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