【症例】28歳女性 産後の骨盤周辺の痛み|3か月の対応後、運動・食事指導へ移行した経過
神戸市灘区・王子公園|なわ整骨院の産後ケア症例
【症例】28歳女性 産後の骨盤周辺の痛み|3か月の対応後、運動・食事指導へ移行した経過
産後の骨盤周辺の痛みで来院された方の症例です。施術・産後矯正・腹部へのEMSを実施し、3か月で痛みがNRS8から1へ変化しました。その後は、運動・食事指導を組み合わせた体重管理へ移行しました。
- 初回は身体を反らす・左へひねる動きで痛み
- 症状に合わせて通院頻度を調整し、3か月で産後矯正・EMSを終了
- その後4か月は週1回のトレーニングと食事管理を継続
症例概要
- 年齢・性別・生活背景
- 28歳女性/主婦/産後。
- 出産時期
- 2026年2月。
- 初回来院日
- 2026年3月28日。
- 主な訴え
- 骨盤周辺の痛み、骨盤が不安定な感じ。
- 痛みが出る動作
- 後屈、左回旋。初回の痛みはNRS8/10。
- 歩行・筋機能
- トレンデレンブルグ歩行、中殿筋・腸腰筋の筋力低下。
- 初期の対応
- 施術、産後矯正、腹部へのEMS。
- 初期の通院頻度
- 最初の2か月は週2回、その後の1か月は週1回。
- 3か月時点
- NRS1。産後矯正・EMSを終了。
- その後の対応
- 1週間の食事記録に基づく食事指導、運動指導、院内トレーニング。
- トレーニング
- 4か月間、週1回・1回30分。自宅での運動と食事管理を併用。
- 体重の経過
- トレーニング開始から4か月間で合計8.5kg減少。
- 現在
- 月2回のトレーニングを継続。
NRSは、ご本人が痛みの強さを0〜10で評価する指標です。0は「痛みなし」、10は「想像できる最も強い痛み」を示します。
来院までの経緯
2026年2月に出産され、その後「骨盤が不安定な感じがする」「骨盤が痛い」という訴えがあり、3月28日になわ整骨院へ来院されました。
不安定な感じはご本人の訴えです。その感覚だけで、骨盤のずれや関節の不安定性があると断定するものではありません。
初回来院時の状態と評価
1.身体を反らす・左へひねる動きでの痛み
後屈、つまり身体を後ろへ反らす動きと、左回旋、つまり身体を左へひねる動きで痛みがありました。初回の痛みの強さはNRS8/10でした。
2.歩行時の骨盤の動き
歩行では、片脚で身体を支える際に骨盤が反対側へ下がる、トレンデレンブルグ歩行がみられました。歩行時の身体の支え方を、筋機能の所見と合わせて確認しました。
3.中殿筋・腸腰筋の筋力低下
中殿筋と腸腰筋に筋力低下を認めました。中殿筋はお尻の外側にあり、片脚で立つ際などに骨盤を支えることに関わります。腸腰筋は、股関節を曲げて脚を持ち上げる動きなどに関わる筋肉です。
これらの所見を対応方針の参考としました。筋力低下だけで痛みの原因を一つに決めつけるものではありません。
骨盤周辺の痛みに対して実施した対応
施術・産後矯正
骨盤周辺の痛みと動作時の症状に対して、施術と産後矯正を実施しました。痛みや動作の経過を確認しながら対応しました。
腹部へのEMS
腹部にEMSを使用しました。EMSは、電気刺激によって筋肉の収縮を促す機器です。施術・産後矯正と組み合わせて実施しました。
本症例の経過は「骨盤のずれが戻った」「骨盤の形が変わった」ことを示すものではありません。また、その後の体重減少を産後矯正やEMSの効果として示すものではありません。
痛みへの対応と3か月の経過
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2026年3月28日|初回来院
骨盤周辺の痛みと不安定感があり、後屈・左回旋で痛みを認めました。初回の痛みはNRS8でした。
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開始から1か月|回旋時の痛みが消失
身体をひねる際の痛みがなくなりました。一方、日常生活での痛みはNRS5でした。
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開始から2か月|NRS2〜3
最初の2か月は週2回で通院されました。痛みが緩和していたため、その後は週1回へ調整しました。
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開始から3か月|NRS1
週1回でさらに1か月継続しました。3か月時点の痛みはNRS1となり、産後矯正と腹部へのEMSを終了しました。
回旋時の痛みの消失と、日常生活全体での痛みの変化を分けて確認しました。3か月時点で、すべての動作の痛みが消失したと記載するものではありません。
その後の運動・食事指導
産後矯正とEMSの終了後は、産後の体重管理を目的とした取り組みへ移行しました。ご本人からは、出産後の体重増加が9kgあると伺っていました。
1.1週間の食事記録
最初に1週間の食事内容を記録していただきました。その記録をもとに食生活を確認し、食事指導を行いました。
2.週1回・30分の院内トレーニング
院内で1回30分のトレーニングを、週1回の頻度で4か月間継続しました。運動指導と合わせて、身体を動かす取り組みを続けました。
3.自宅での運動と食事管理
院内でのトレーニングに加え、自宅でもできる範囲での運動と食事管理に取り組んでいただきました。日常生活の中で取り組みを継続することを重視しました。
トレーニング開始後の体重の経過
体重は、毎日起床後・排尿後に測定し、その測定値から算出した1週間平均で確認しました。以下は、それぞれの月の体重変化と、トレーニング開始時からの累計です。
- 1か月目その月の変化:−3.0kg/開始時からの累計:−3.0kg
- 2か月目その月の変化:−1.5kg/開始時からの累計:−4.5kg
- 3か月目その月の変化:−2.0kg/開始時からの累計:−6.5kg
- 4か月目その月の変化:−2.0kg/開始時からの累計:−8.5kg
トレーニングと食事管理を継続した4か月間で、体重は合計8.5kg減少しました。
この数値は体重の変化であり、すべてが体脂肪の減少であることを示すものではありません。産後矯正やEMSによって減少したと判断するものではなく、同じ体重変化や期間を保証するものでもありません。
結果・現在の状態
初回NRS8だった痛みは、1か月で日常生活時NRS5、2か月でNRS2〜3、3か月でNRS1へ変化しました。回旋時の痛みは1か月で消失し、3か月で産後矯正とEMSを終了しました。
その後は運動・食事指導へ移行し、週1回の院内トレーニングと自宅での運動・食事管理を4か月間継続しました。この期間の体重変化は合計−8.5kgでした。
現在は月2回のトレーニングを継続しています。痛みへの対応期間と、その後の体重管理の期間を分けて整理した一症例です。
院長・名和大地からの解説とプロフィール
なわ整骨院 院長 名和 大地
名和 大地|なわ整骨院 院長
- 柔道整復師
- 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
- NSCA-CPT
- NASM-PES
なわ整骨院院長の名和大地は、柔道整復師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、NSCA-CPT、NASM-PESの資格を保有しています。レイラック滋賀、おこしやす京都AC、INAC神戸、京都大学体育会ラグビー部、甲南大学体育会サッカー部、その他のスポーツ現場で経験を積み、大手整骨院で院長を務めた後、独立してなわ整骨院を開院しました。
痛みと歩行・筋機能を合わせて確認
本症例では、後屈・左回旋時の痛みだけでなく、歩行時の骨盤の動きと中殿筋・腸腰筋の筋機能も確認しました。症状の変化に合わせ、通院頻度を週2回から週1回へ調整しました。
次の目標に合わせた運動・食事指導
3か月で産後矯正とEMSを終了した後は、体重管理を目的とした運動・食事指導へ移行しました。最初に1週間の食事記録から生活状況を確認し、院内でのトレーニングと、自宅でできる運動・食事管理を組み合わせました。
大手整骨院での院長経験とスポーツ現場の経験を生かし、状態に応じて姿勢、可動域、筋力、左右差、歩行、仕事、家事、睡眠、生活動作まで確認する方針です。産後という理由だけで症状の原因を決めつけず、痛みへの対応と、その後に取り組みたい目標を分けて考えます。
産後の骨盤周辺の痛みや運動再開でお困りの方へ
「骨盤周辺が痛い」「歩くと身体を支えにくい感じがする」「産後の運動をどのように始めればよいか分からない」という方は、出産時期、痛みが出る動作、産後健診での説明、現在の生活状況をお知らせください。
神戸市灘区・王子公園エリアのなわ整骨院では、産後の身体の状態と生活上の負担を確認し、施術や運動、自宅での取り組みについてご相談を受けています。
強い痛みや症状の悪化、発熱、しびれ、筋力低下、体重をかけられない状態がある場合は、産後によくある症状と自己判断せず、産婦人科や整形外科など医療機関の受診を優先してください。
この症例に関連する症状別ページ
姿勢改善・骨盤ケアと産後の相談骨盤だけに原因を決めつけず、姿勢・動作・筋機能や生活上の負担を確認する当院の方針をご案内しています。姿勢改善・骨盤ケアのページを読む →
よくあるご質問
骨盤が不安定に感じるのは、骨盤がずれているからですか?
不安定な感じだけで、骨盤のずれや関節の不安定性があると断定することはできません。本症例では、痛みが出る動作、歩行、中殿筋・腸腰筋の筋機能を合わせて確認しました。
この症例では、どのくらいの頻度で通院しましたか?
最初の2か月は週2回、その後の1か月は週1回で施術・産後矯正・腹部へのEMSを実施しました。その後は週1回のトレーニングを4か月間継続し、現在は月2回です。
体重の減少は、産後矯正やEMSの効果ですか?
そのように判断するものではありません。産後矯正とEMSを終了した後に、院内トレーニング、自宅での運動、食事管理を4か月間継続した期間の体重変化です。すべてが体脂肪の減少であることも示していません。
誰でも4か月で同じように体重が減りますか?
体重変化は本症例の記録であり、同じ結果や期間を保証するものではありません。産後の回復状況や生活背景に合わせて、取り組む内容を検討します。
赤ちゃんを連れて相談できますか?
当院は1階店舗で、ベビーカーで入室できます。キッズスペースもご用意しています。ご予約時に、お子さま連れであることをお知らせください。
症例掲載について
本ページは、なわ整骨院で対応した一症例をご紹介するものです。症状、施術内容、通院期間、経過には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。強い痛みや腫れ、変形、しびれ、発熱、体重をかけられない状態などがある場合は、医療機関の受診を優先してください。
体重の変化にも個人差があります。記載した運動や食事指導は、本症例の状態に合わせて実施した内容です。
産後の運動に関する一般的な参考資料:UCLH「Advice and exercise following childbirth」。本症例の診療記録や体重変化の根拠を示す資料ではありません。
産後の痛みや身体づくりをご相談ください
骨盤周辺の痛み、歩行時の不安定感、産後の運動再開についてご相談いただけます。LINEでは、出産時期、現在の症状、取り組みたい目標をお知らせください。
なわ整骨院兵庫県神戸市灘区倉石通3丁目1-14 テイク摩耶1階西店舗
阪急「王子公園駅」・JR「摩耶駅」から徒歩圏内/水道筋商店街から徒歩1分
平日10:00〜20:00/土曜10:00〜18:00/予約優先制
1階店舗・ベビーカー入室可・キッズスペースあり
