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【症例】テニス肘|40代女性・約2か月で痛み改善

公開日 最終更新
【症例】テニス肘|40代女性・約2か月で痛み改善

CASE STUDY / 肘の症例

神戸市灘区・王子公園|なわ整骨院

40代女性のテニス肘
握る・持つ・絞る際の痛みが、
約2か月の対応で改善

来院の3か月前から続く肘の痛み。
エコーで腱の肥厚を確認し、施術・超音波・段階的な運動療法を行った症例です。

外側上顆周辺の圧痛エコーで腱肥厚を確認生活動作に合わせた運動療法
なわ整骨院でのカウンセリング風景
当院のカウンセリング風景です。本症例の患者様の写真ではありません。
3か月前来院前から痛みが持続
腱肥厚エコー画像で確認
約2か月来院後に痛みが改善

症例概要

年代・性別
40代・女性
症状
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)
発症から来院まで
来院の3か月前から痛みが持続
初回来院日
初回の所見
外側上顆周辺の圧痛、収縮時痛
痛みが出る動作
握る・物を持ち上げる・タオルを絞る動作
エコー画像観察
腱の肥厚を確認
実施した対応
施術・超音波・段階的な運動療法、負担のかかる動作の調整
約2か月後の変化
痛みの改善がみられた

本症例の結果は「痛みの改善」です。痛みの完全消失や、エコーでの腱の正常化を確認したという意味ではありません。

握る・持ち上げる・タオルを絞ると痛む状態

40代の女性が、3か月前から続く肘の痛みを訴え、2026年7月13日になわ整骨院へ来院されました。

握る、物を持ち上げる、タオルを絞る際に痛みがあり、初回には外側上顆周辺の圧痛と収縮時痛を認めました。

生活の中で繰り返す動作の痛み

物を握る・持つ・絞るといった、日常生活でも行う動作で痛みが出ていました。

来院まで3か月続いた痛み

痛みが続く中で来院されました。痛みが出る動作と局所の所見を確認し、エコー画像観察も行いました。

初回評価|圧痛・収縮時痛と、動作時の痛みを確認

1

外側上顆周辺の圧痛

肘の外側にある骨の出っ張り、外側上顆の周辺を押した際に痛みを認めました。

2

収縮時痛

筋肉に力を入れた際に痛みを認めました。運動療法は、痛みの少ない位置での筋収縮から始めました。

3

握る・持ち上げる際の痛み

物を握る動作や、持ち上げる動作で痛みがありました。後の運動療法でも、握る練習や生活動作に近い練習を取り入れました。

4

タオルを絞る際の痛み

握ることに加え、前腕を回す動きを伴うタオル絞りで痛みがありました。

エコーで腱の肥厚を確認

なわ整骨院の超音波画像観察装置miruco
当院のエコー画像観察装置「miruco」。本症例の患部画像ではありません。

画像と、身体の反応を合わせて評価

本症例では、エコー画像観察で腱の肥厚を確認しました。腱肥厚とは、腱が厚くなっている所見です。

外側上顆周辺の圧痛、収縮時痛、握る・持ち上げる・絞る動作での痛みと、画像所見を合わせて状態を確認しました。

画像の変化と痛みの程度は必ずしも一致しません。回復の判断では、画像だけでなく、痛みや生活動作の変化も大切にします。

エコー観察と、超音波施術は目的が異なります。
エコーは組織の状態を画像で観察するために使用します。後述する超音波施術は、治療の一つとして行ったものです。

施術・超音波と、段階的な運動療法を実施

本症例では、施術・超音波・運動療法を組み合わせて対応しました。運動療法は、痛みの少ない位置で力を入れる練習から始め、少しずつ動きと負荷を加えました。

施術・超音波

運動療法と並行して、施術と超音波による対応を行いました。約2か月後の改善は、これらを組み合わせた対応の経過として紹介しています。

特定の施術や機器だけによる効果を示すものではありません。

運動療法・動作の調整

初期は強く握る動作や、手首を反らして物を持つ動作を減らしました。手首の筋力練習から握る・前腕を回す練習へ進め、生活に必要な負荷へ段階的に戻しました。

実施した運動療法|4つの段階

来院後の運動内容を、時期ごとに整理します。週数は本症例での目安であり、全員に共通する運動スケジュールではありません。

1

最初の1〜2週|負担を減らし、筋収縮から

  • 強く握る・手首を反らして持つ動作を減らす。
  • 前腕を台に置き、痛みの少ない位置で手関節伸展の等尺性収縮を行う。

等尺性収縮とは、関節を大きく動かさずに筋肉へ力を入れる運動です。初期は、痛みの少ない位置での練習から始めました。

2

2〜4週|軽い抵抗で動かす・握る

  • 軽い抵抗を加え、手首をゆっくり上げ下げする運動へ進む。
  • 軽い握り動作も追加する。

力を入れて保つ練習から、動かしながら力を発揮する練習へ進めました。

3

4〜6週|負荷と回数を段階的に増やす

  • 手首伸筋の抵抗運動の負荷・回数を徐々に増やす。
  • 握る・前腕を回す運動を加える。
  • 生活動作に近い練習を取り入れる。

手首を動かす練習に加え、日常生活で必要となる複数の動きを組み合わせていきました。

4

6〜8週|生活で必要な負荷へ戻す

  • 家事・仕事・趣味で必要な負荷へ、段階的に戻す。
  • 動作を繰り返す回数や、作業時間も増やす。

扱う負荷だけでなく、繰り返して使うことや作業を続けることも含めて進めました。

運動の目的は、日常生活で必要な負荷に対応できるようにすることです。種目・負荷・回数は、痛みや身体の反応に合わせて調整します。

来院から約2か月までの経過


  1. 肘の痛みが持続

    握る、物を持ち上げる、タオルを絞る際に痛みがある状態で来院されました。


  2. 圧痛・収縮時痛、エコーでの腱肥厚を確認

    外側上顆周辺の圧痛と収縮時痛を認め、エコーでは腱の肥厚を確認しました。施術・超音波・運動療法で対応しました。


  3. 負担のかかる動作を減らし、等尺性収縮を開始

    強く握る・手首を反らして持つ動作を減らし、痛みの少ない位置で力を入れる練習を行いました。


  4. 手首の上げ下げと、軽い握り動作へ

    軽い抵抗で手首をゆっくり動かす運動と、軽い握り動作を追加しました。


  5. 筋力練習の負荷・回数を増やし、生活動作に近づける

    手首伸筋の抵抗運動を進め、握る・前腕を回す動作や生活動作に近い練習を加えました。


  6. 実際の生活で必要な負荷・作業時間へ

    家事・仕事・趣味で必要な負荷へ段階的に戻し、繰り返す回数や作業時間も増やしました。


  7. 痛みの改善がみられた

    施術・超音波と段階的な運動療法を行い、約2か月で痛みの改善がみられました。

週数・期間は初回来院日を基準とした目安です。各段階は実施した対応を示しており、時期ごとの痛みの数値や完全消失を示すものではありません。

結果|約2か月で痛みが改善

施術・超音波・段階的な運動療法を行い、
来院から約2か月で痛みの改善がみられました。

初期は動作の負担を減らし、痛みの少ない位置での筋収縮から開始。手首の抵抗運動、握る・前腕を回す練習、生活動作に近い練習へと進めました。

初回来院時

握る・持つ・絞る際の痛み

外側上顆周辺の圧痛と収縮時痛があり、エコーで腱の肥厚を確認しました。

来院から約2か月後

痛みに改善がみられた

施術・超音波・運動療法を組み合わせて対応した結果、痛みの改善がみられました。

「痛みの改善」と「組織の正常化」は別です。
本症例では、痛みの完全消失やエコー画像上の腱肥厚の消失までは示していません。症状と生活機能の変化を、画像所見と分けて捉えています。

院長の解説|痛みのある動作から、運動の進め方を考える

なわ整骨院 院長 名和大地
なわ整骨院 院長|名和 大地

握る・持つ・絞る動作に、段階的に対応する

本症例は、痛みが3か月続き、握る・持ち上げる・タオルを絞る動作で症状が出ていました。圧痛・収縮時痛とエコー所見を確認し、施術・超音波に加えて運動療法を行いました。

最初から強い握力練習を行うのではなく、痛みの少ない位置で力を入れる練習から始め、動かす、抵抗を加える、繰り返して使うという順に負荷を調整しました。日常生活で必要な動作に近づけていくことを大切にしています。

柔道整復師日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーNSCA-CPTNASM-PES

MIOびわこ滋賀(現レイラック滋賀)、おこしやす京都AC、INAC神戸レオネッサ、甲南大学体育会サッカー部、京都大学体育会ラグビー部などのスポーツ現場で経験を積み、大手整骨院で院長を務めた後、なわ整骨院を開院しました。

よくあるご質問

テニスをしていなくてもテニス肘になりますか?

テニス肘はテニスをする方だけに起こるものではありません。握る・物を持つ・手首を使うなどの動作が負担となる場合があります。本症例では、握る・物を持ち上げる・タオルを絞る際に痛みがありました。

この症例では、エコーで何を確認しましたか?

腱の肥厚、つまり腱が厚くなっている所見を確認しました。エコーの所見だけで判断せず、外側上顆周辺の圧痛、収縮時痛、日常動作での痛みと合わせて状態を評価しました。

エコー観察と、超音波施術は同じですか?

目的が異なります。エコーは組織の状態を画像で観察するために使用します。超音波施術は治療の一つとして用います。本症例ではエコーで腱肥厚を確認し、施術・超音波・運動療法を組み合わせて対応しました。

痛みがある時期でも運動を行いましたか?

初期は痛みの少ない位置で、手首を大きく動かさず力を入れる等尺性収縮を行いました。その後、軽い抵抗で手首を上げ下げする運動、握る練習、生活動作に近い練習へと段階的に進めました。

約2か月で完全に治ったということですか?

本症例で確認できた結果は、来院から約2か月で痛みの改善がみられたことです。痛みの完全消失や腱の画像所見の正常化を示すものではありません。症状や必要な期間には個人差があります。

同じような肘の痛みでも相談できますか?

ご相談いただけます。痛みが始まった時期、どの動作で痛むか、生活で困っていることをお知らせください。状態に応じて対応を検討し、必要な場合は医療機関の受診をご案内します。

一般的な医学情報の参考

参考資料は一般的な解説の根拠であり、本症例の診療記録を示すものではありません。

本ページは一症例の経過を紹介しています。施術内容、必要な期間、経過には個人差があり、同じ結果を保証するものではありません。しびれや明らかな筋力低下、外傷後の強い痛みなどがある場合は、医療機関での評価が必要になることがあります。

長引く肘の痛み、まずはご相談ください

「握ると痛い」「物を持ち上げると肘の外側が痛む」「タオルを絞る動作がつらい」など、現在困っている動作をお聞かせください。症状と身体の状態を確認し、施術や運動療法の進め方をご説明します。

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