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前十字靱帯(ACL)損傷後の膝を支えるテーピング|目的と注意点を解説

公開日 最終更新
前十字靱帯(ACL)損傷後の膝を支えるテーピング|目的と注意点を解説
ACL TAPING SUPPORT

前十字靱帯(ACL)損傷後の膝を支えるテーピング

テーピングの目的は、前十字靱帯を治すことではありません。膝の状態や復帰段階に合わせて外側からサポートし、リハビリや運動時の不安感に配慮するための補助として使用します。

前十字靱帯損傷膝の不安定感スポーツ復帰テーピング動画
この記事で分かること

  • ACL損傷後にテーピングを行う目的
  • テーピングだけでは復帰できない理由
  • 巻いた後に確認したい注意点
  • 競技復帰までに必要な機能確認
INTRODUCTION

ACL損傷後のテーピングをご紹介します

今回は、前十字靱帯(ACL)損傷後の膝を支えるテーピングの一例を動画でご紹介します。

ACL損傷後には、膝が抜けそうな感覚、方向転換への怖さ、着地時の不安などが残る場合があります。テーピングは、膝の状態や練習内容に合わせて固定力と方向を調整し、運動を補助する目的で使用します。

ただし、テーピングを巻けばACLの機能が回復する、競技へ安全に復帰できるというものではありません。

ABOUT ACL

前十字靱帯は膝の安定に関わる靱帯です

01

すねの前方移動を抑える

前十字靱帯は、大腿骨に対してすねの骨が前方へ動きすぎないように支えています。

02

膝の捻れを制御する

方向転換、着地、減速などで生じる膝の捻れを抑える役割にも関わります。

03

合併損傷にも注意

受傷時には、半月板、内側側副靱帯、軟骨などを同時に痛めている場合があります。

受傷直後に歩けても、ACL損傷を否定できるわけではありません。
受傷状況、腫れ、可動域、歩行、不安定感を確認し、疑われる場合は整形外科での診察やMRIなどを優先します。
TAPING VIDEO

前十字靱帯損傷後の膝を支えるテーピング動画

ACL損傷後の状態・運動内容・復帰段階に合わせて行う膝テーピングの一例です。

膝周囲を外側から支える
必要な動きを止めすぎない
固定力と方向を調整する
皮膚や圧迫感を確認する
PURPOSE

ACL損傷後にテーピングを行う目的

01

膝を外側からサポート

膝周囲へ補助的な支持を加え、運動中の不安感に配慮します。

02

動きを意識しやすくする

テープによる皮膚への刺激を利用し、膝の向きや身体の使い方を意識する材料にします。

03

復帰段階に合わせる

リハビリ、部分練習、通常練習など、その時点で行う動作に合わせて使用を検討します。

固定力を強くすればよいわけではありません。
膝を固めすぎると必要な動作を妨げる場合があります。状態、競技、練習内容に合わせた調整が必要です。
TAPING & REHABILITATION

テーピングとリハビリの役割は異なります

テーピングの役割

  • 膝周囲を外側からサポートする
  • 運動時の不安感に配慮する
  • 膝の動きを意識しやすくする
  • 復帰段階に合わせて補助する

リハビリで取り戻す機能

  • 膝の可動域
  • 太もも・股関節周囲の筋力
  • 片脚で支える安定性
  • ジャンプ・着地・減速・切り返し
中心になるのは、筋力と動作の回復です。
テーピングは前十字靱帯そのものを修復するものではなく、リハビリの代わりにもなりません。必要に応じて補助的に使用します。
RETURN TO SPORTS

競技復帰は「テープを巻いたから」では判断しません

競技復帰では、痛みがない、走れる、一定期間が経過したという一つの項目だけでなく、複数の状態を確認する必要があります。

STEP 01痛み・腫れ・可動域
STEP 02筋力と左右差
STEP 03片脚支持・基本動作
STEP 04ジャンプ・着地・減速
STEP 05切り返し・競技動作
練習中だけでなく、練習直後や翌日に痛み・腫れが出ていないかも確認します。手術後は、主治医の指示と術後プロトコルを優先してください。
CAUTION

テーピング使用時の注意点

01

循環・感覚を確認

足先のしびれ、冷たさ、色の変化、強い締め付けがないかを確認します。

02

皮膚状態を確認

かゆみ、赤み、痛み、かぶれが出た場合は、無理に使用を続けないでください。

03

無理な運動をしない

テープを巻いて動けるように感じても、許可されていない運動や急な負荷は避けます。

次の状態では医療機関を優先してください

  • 受傷時に「ブチッ」という音や感覚があった
  • 短時間で膝が大きく腫れた
  • 体重をかけられない
  • 膝が抜ける、崩れる感覚がある
  • 膝が引っかかって伸ばせない
  • 明らかな変形がある
  • 足先のしびれ、冷たさ、色の変化がある
  • 痛みや腫れが急速に強くなっている
SUPPORT AT NAWA

検査・病院紹介から競技復帰までサポート

院長
名和 大地
柔道整復師日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

痛みの先にある「戻りたい動き」まで確認します

なわ整骨院では、受傷状況、腫れ、可動域、歩行、不安定感などを確認し、ACL損傷が疑われる場合は整形外科への受診をご案内します。必要に応じて、確認内容を診療情報提供書にまとめます。

診断後は、医師の方針、手術方法、半月板などの合併損傷、荷重・可動域の制限を確認し、日常生活から競技復帰まで段階的にリハビリを進めます。

スポーツ現場で培った経験を生かし、曲げ伸ばしや筋力だけでなく、片脚で支える、止まる、跳ぶ、着地する、切り返すといった競技動作まで確認します。

FAQ

前十字靱帯損傷とテーピングのよくある質問

テーピングをすれば前十字靱帯損傷は治りますか?

テーピングで前十字靱帯そのものが修復されるわけではありません。膝を外側から支え、リハビリや運動時の不安感に配慮する補助として使用する場合があります。

テーピングをすればスポーツへ復帰できますか?

テーピングだけでは復帰を判断できません。痛み、腫れ、可動域、筋力、左右差、片脚動作、ジャンプ、着地、切り返し、主治医の許可などを確認する必要があります。

ACL損傷でも歩けることはありますか?

歩ける場合もあります。歩行できることだけでは、ACL損傷の有無や程度を判断できません。受傷状況や腫れ、不安定感などを確認する必要があります。

手術後にもテーピングはできますか?

手術方法、術後の時期、皮膚や傷の状態、主治医の指示によって異なります。自己判断で使用せず、主治医やリハビリ担当者へ確認してください。

なわ整骨院から整形外科を紹介してもらえますか?

はい。ACL損傷が疑われる場合は、受傷状況、腫れ、可動域、歩行、徒手検査などの確認内容を整理し、必要に応じて診療情報提供書を作成します。

本記事は、前十字靱帯損傷後に行うテーピングの一例をご紹介するものです。テーピングの方法や適応は、損傷状態、手術方法、合併損傷、競技、復帰段階によって異なります。テーピングによる靱帯の修復、症状の改善、競技復帰を保証するものではありません。医療機関で診断を受けている方は、主治医の指示を優先してください。

CONTACT

ACL損傷後のテーピング・リハビリをご相談ください

「膝が抜ける感じがある」「ACL損傷と診断された」「手術前後のリハビリを相談したい」「競技復帰に向けて膝をサポートしてほしい」という方は、なわ整骨院へご相談ください。

なわ整骨院|神戸市灘区倉石通3丁目1-14 テイク摩耶1階西店舗
水道筋商店街から徒歩1分|阪急「王子公園駅」・JR「摩耶駅」から徒歩圏内
平日10:00〜20:00/土曜10:00〜18:00|予約優先制