シーバー病(踵骨骨端症)

シーバー病(踵骨骨端症)とは?
シーバー病は、成長期の踵に繰り返し負担が加わることで、踵骨の骨端部周辺に痛みが生じる状態です。走る・跳ぶ動作が多い子どもにみられます。
成長期の踵には、骨が成長する部分があります。そこへアキレス腱からの牽引や地面からの衝撃が繰り返されると、運動時の痛みにつながることがあります。
走る・跳ぶ負担
サッカー、バスケットボール、陸上など、ダッシュやジャンプを繰り返す競技。
急な練習量の増加
チーム変更、大会前、長期休暇後などに頻度や強度が増えた場合。
身体・環境の要因
足首の動き、ふくらはぎの柔軟性、着地動作、靴やグラウンド環境など。
踵だけでなく、痛みが出る背景まで確認します
「シーバー病だと思う」で終わらせず、別のケガが隠れていないかを確認しながら、負担が集中する要因を整理します。
問診
- いつから痛むか
- 競技・練習量の変化
- 走行中・運動後・翌日の反応
- 転倒や接触の有無
踵の状態
- 痛む場所と圧痛
- 腫れ・熱感
- 踵を左右から挟んだ反応
- 荷重・歩行・片脚動作
動きと身体機能
- 足首の可動域
- ふくらはぎ・足部の筋力
- 片脚バランス
- スクワット・着地・走動作
エコーは状態確認の補助として使用します
必要に応じて踵骨表面や周辺組織を観察し、説明の補助に活用します。エコーだけで診断を確定するものではなく、骨折などが疑われる場合は医療機関をご案内します。
「成長痛」と決めつけず医療機関を優先したい状態
- 転倒や接触後から強く痛む
- 体重をかけられない
- 踵が赤く腫れ、熱を持っている
- 安静時や夜間にも強く痛む
- 発熱や体調不良を伴う
- しびれ、感覚の異常、急速な悪化がある
上記がある場合や、一般的なシーバー病の経過と合わない場合は、LINEの返信を待たず医療機関を受診してください。
必要に応じて整形外科へ紹介します
当院だけで判断を完結させず、骨折やほかの疾患との鑑別、画像検査、医師の診断が必要と考えられる場合は医療機関へつなぎます。
受傷状況と症状を確認
外傷の有無、痛みの経過、練習量、圧痛、歩行状態などを整理します。
必要性を判断
強い圧痛、荷重困難、腫れ、通常と異なる経過などがないか確認します。
診療情報提供書を作成
当院で確認した内容をまとめ、整形外科での診察や画像検査をお願いします。
診断後の方針を共有
医師の指示を踏まえ、負荷調整やリハビリ、復帰の進め方を組み立てます。
シーバー病に対するテーピング
動画では、踵を包み込むようにテープを重ね、局所へ集中する負担を分散することを目的としています。
- 踵を包み込み、局所への負担を分散
- 踵骨骨端部への牽引・伸張ストレスを和らげるよう補助
- 足首の動きを必要以上に止めない
- 皮膚状態や圧迫感を確認
テーピングはあくまで補助です。運動量の調整やリハビリと組み合わせて使用します。
大切なのは「休む・続ける」の二択にしないこと
痛みを我慢して同じ練習を続けるのでも、理由なく長期間すべてを中止するのでもなく、症状に合わせて負荷を調整します。
運動量を調整
ダッシュ、ジャンプ、練習時間など、痛みを増やす負荷を一時的に調整します。
靴と踵の環境
靴のサイズやクッション性を確認し、必要に応じてヒールカップなども検討します。
柔軟性と筋力
足首やふくらはぎ、足部、股関節周囲を状態に合わせて確認します。
動作を確認
片脚立ち、スクワット、ジャンプ、着地などで負担のかかり方を確認します。
セルフケア
自宅で行う運動や、練習後の状態確認方法を分かりやすくお伝えします。
競技と連携
大会や練習予定を踏まえ、できることと控えることを整理します。
スポーツ復帰までの確認
「痛みが少し減った」だけで全力練習へ戻さず、動作と翌日の反応を段階的に確認します。
実施中の痛みだけでなく、練習直後や翌日に痛みが増えていないかも確認します。競技やポジション、年齢、練習環境によって進め方は異なります。
成長期の選手を、復帰まで支えます

名和 大地
柔道整復師
日本スポーツ協会公認
アスレティックトレーナー
「競技を続けたい」という気持ちも大切に
痛む場所だけでなく、可動域、筋力、バランス、走り方、ジャンプや着地まで確認します。大会やチーム事情も伺い、現在できる練習と控える負荷を一緒に整理します。
主な現場経験:
MIOびわこ滋賀(現レイラック滋賀)/おこしやす京都AC/INAC神戸レオネッサ/甲南大学サッカー部/京都大学ラグビー部
シーバー病についてよくある質問
シーバー病は成長痛ですか?
成長期にみられる踵骨骨端部周辺の痛みです。ただし踵の痛みがすべてシーバー病とは限らないため、状態確認が必要です。
運動をすべて休む必要がありますか?
症状の強さや競技内容によって異なります。痛みや翌日の反応を見ながら、走る・跳ぶ負荷を調整します。
テーピングをすれば練習できますか?
テーピングだけで参加可否は判断できません。歩行、片脚動作、ジャンプなどを確認し、必要に応じて補助として使用します。
ストレッチをすればよくなりますか?
ふくらはぎの柔軟性確認は大切ですが、強く伸ばすことで踵が痛む場合もあります。痛みを我慢せず、状態に合わせて行います。
エコーでシーバー病を診断できますか?
当院ではエコーを状態確認の補助に使用します。診断の確定や画像検査が必要な場合は医療機関をご案内します。
両足が痛くなることはありますか?
両側に症状が出る場合もあります。左右それぞれの痛み、可動域、動作を確認します。
いつスポーツへ戻れますか?
決まった日数ではなく、痛み、歩行、片脚動作、ジャンプ、競技動作、翌日の反応を確認して段階的に進めます。
病院へ行った後でも相談できますか?
はい。診断内容や医師の指示が分かる資料をお持ちいただければ、方針を確認しながらサポートします。
成長期の踵の痛みをご相談ください
「練習後に踵が痛む」「足を引きずっている」「試合へ戻れるか不安」という場合は、無理を続ける前になわ整骨院へご相談ください。
神戸市灘区倉石通/水道筋商店街から徒歩1分
阪急「王子公園駅」・JR「摩耶駅」から通いやすい立地
平日10:00〜20:00/土曜10:00〜18:00(予約優先制)
TEL:078-891-8950
