肉離れを再発させないために必要なリハビリと初期対応
こんにちは!神戸市灘区・王子公園、水道筋商店街すぐのなわ整骨院です。
スポーツ中に発生する「肉離れ」は、痛みが落ち着いた後の
初期対応とリハビリの質で、再発率が大きく変わります。
この記事では、肉離れの再発を確実に防ぐためのポイントを解説します。
肉離れが再発しやすい主な理由
1. 初期処置が不十分で炎症が長引く
受傷直後にアイシングや圧迫が適切に行われないと、腫れや内出血が広がり治癒が遅れます。
これは再発リスクの大きな要因です。
2. 痛みが軽くなった時点で運動を再開してしまう
「動ける=治っている」ではありません。
組織はまだ回復途中で、負荷に耐えられない状態のことが多く再負傷しやすいです。
3. 筋力バランスの崩れを放置している
太もも前後の筋力差、左右差、柔軟性の低下は再発リスクを高めます。リハビリでの「筋力再建」が重要です。
4. 痛みをかばったフォームが習慣化する
痛みを避ける動作が癖となると、
局所にストレスが集中し再発につながります。動作改善は必須です。
肉離れ直後の正しい初期対応(RICEからPOLICEへ)
① Protect(保護)
無理に歩いたり伸ばしたりせず、損傷部を保護します。
② Optimal Loading(適度な負荷)
完全固定ではなく、痛みの出ない範囲で適度に動かすことで回復が早まります。
③ Ice(冷却)
受傷後48〜72時間は20分冷却→1〜2時間休憩を繰り返します。
④ Compression(圧迫)
弾性包帯やテーピングで内出血の拡大を防ぎます。
⑤ Elevation(挙上)
患部を心臓より高く保ち、腫れの軽減を図ります。
競技復帰のために必要なリハビリの流れ
ステップ1:可動域回復
軽いストレッチ・関節可動域の改善を行い、痛みなく動かせる範囲を広げます。
ステップ2:筋力再建(特にハムストリング・ふくらはぎ)
怪我前と同等の筋力が戻るまで段階的にトレーニングを行います。
ステップ3:体幹・骨盤の安定性向上
体幹が不安定だと脚への負担が増え、再発原因になります。骨盤周りの筋群を重点的に強化します。
ステップ4:フォーム修正
走り方・踏み込み・方向転換のクセを修正し、負担が偏らない動作へ改善します。
ステップ5:スポーツ特異的トレーニング
ダッシュ、ジャンプ、切り返しなど競技に応じた動作を段階的に追加します。
肉離れを再発させないために重要なチェックポイント
- 痛みゼロ+筋力左右差10%以内
- ストレッチ時の痛みが消失している
- ダッシュ・ジャンプで痛みなし
- 受傷前のフォームに戻っている
これらの条件をクリアして初めて、安全に競技復帰できます。
当院での肉離れ施術の流れ(簡易)
- 問診・受傷状況のチェック
- エコー等による損傷部位の評価
- ハイボルトで炎症・痛みを抑制
- 手技・ストレッチで柔軟性改善
- 段階的リハビリ(筋力・体幹・フォーム)
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再発を防ぐには、適切な初期対応とリハビリが最重要です。
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